Premiere Tips -上級編- アルファ付きデータの調整方法

Premiere Tips -上級編- アルファ付きデータの調整方法

概要

黒フリンジが出ているもの、出ていないものの比較

Premiereでアルファ付き連番画像などを読み込んで作業する際、図のように黒フリンジ(輪郭線)が出る場合があります。
今回はこの調整方法(フリンジをなくす方法)をご紹介します。

動画解説

シーケンスに載せただけの状態

シーケンスに載せただけでは以下のようにフリンジが出ています。

シーケンスに載せただけの状態

フッテージの変換

プロジェクトパネルで調整するクリップを右クリックまたはcontrol + クリックし、変更からフッテージを変換をクリックします。

プロジェクトパネルで調整するクリップを右クリックしフッテージを変換をクリック

クリップを変更ダイアログボックスが表示されるので、アルファチャンネルのプリマルチプライドアルファを最適化】【プリマルチプライド/アルファにチェックを入れOKをクリックします。

クリップを変更ダイアログボックス

これで黒フリンジ(輪郭線)がなくなりました。

フリンジがなくなった状態

処理前後の比較

処理前と処理後を比較すると文字の周りから黒い輪郭線がなくなっていることがわかります。

フッテージを変換前後の比較

おまけTips

他にもPremiereのエフェクトを使用した方法があります。
エフェクトの検索パネルからマットと入力すると候補の中にマット削除が表示されます。

マット削除

マット削除を該当クリップにドラッグ&ドロップして適用させます。

マット削除を該当クリップに適用する

エフェクトコントロールパネルからマット削除のマットの種類にするとフリンジがなくなります。


information

検証日:2022-01-21
環境:macOS Catalina(10.15.7) / Premiere Pro 2020(14.6)