Premiere Tips -上級編- 4K素材で動作が重い時の対処方法(プロキシ作成方法)

Premiere Tips -上級編- 4K素材で動作が重いときの対処方法(プロキシ作成方法)

概要

撮影素材が4Kの場合、クリップを再生する際に動作が重くうまく再生できない場合があります。
回避方法の一つとしてプロキシ(軽い代理ファイル)の作成方法をご紹介します。

動画解説

STEP01

プロジェクトパネルに読み込んだ4Kのクリップを右クリック、または control + クリックプロキシからプロキシを作成をクリックします。

プロキシ作成を開く

STEP02

プロキシを作成ダイアログボックスが表示されるのでプリセット、保存先を選びOKをクリックするとMedia Encorderが起動し自動でプロキシが書き出されます。
今回は「H.264 Medium Resolution Proxy」を選択したので1280×720で書き出されます。
最終出力には関係ないのでお好きなプリセットを選んで下さい。

プリセット選択

プロキシが作成されると、下図のようにレンダリングが外れているのが確認できます。

プロキシが作成されレンダリングが外れる

STEP03

プログラムモニターのツールにあるプロキシの切り替えボタンをオンにするとプロキシに切り替わります。

プロキシ切り替えボタン

プロキシの切り替えボタンがない場合は、こちらの記事を参考にボタンを追加して下さい。

クリップのプロパティを確認するとプロキシになっていることがわかります。
書き出しの際はプロキシが外れ元の画質で書き出されます。

クリップのプロパティ

おまけTips

映像素材を読み込む前にファイルプロジェクト設定インジェスト設定からインジェストにチェックを入れプロキシを作成に設定することで、設定後読み込む映像素材は全てプロキシに変換されます。
プロキシが必要ない場合はチェックを外してから読み込む必要があります。

インジェスト設定

information

検証日:2021-05-06
環境:macOS Mojave(10.14.6) / Premiere Pro 2020(14.6)